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出産とは本能である

3人目の出産の時です。

明け方に入院する運びとなり、上の子2人(4歳、2歳)と夫とで産院へ。3人目の出産という事で、私にも余裕みたいなものがありました。途中でコンビニに寄って、何食わぬ顔でアレコレと買い込み、その間店内で3回ほど陣痛の波をやり過ごして車に戻りました。

陣痛室で、上の子達は最初はワイワイとイベント感覚でした。でも眠気もきたのか、すぐにグズグズ退屈がり出したのです。「どっかお出かけしようよ」だの、陣痛真っ只中の私を揺さぶって「ママー、寝てないで帰ろうよー!」だの、ジュースはこぼすわ、背中に覆いかぶさってくるわ、しっちゃかめっちゃかになってきました。

よくTVで、幼い兄妹みんなで新しい命の誕生に立ちあう、なんてのを見ると、なんてよその子らはお利口さんなんだ、と感心します。ともかく、落ち着いて陣痛に向き合えず、何だか進みが悪いのです。結局、陣痛室に入ってから1時間ほどの所で、私はみんな追い返してしまいました。

夫は「分娩室に入ったらすぐ連絡するように」と言って、一応心配顔で帰って行きました。1人になってとても気楽になりました。初めてお腹の子と、もういよいよ離れてしまうんだと向き合えた思いでした。

そこからゆっくりですが順調に陣痛が進み、分娩室に入ってからは、何と8分というスピードで産まれてしまったのです。3人目だからでしょうか。分娩時の私は、例えるなら野生動物でした。大声を出したワケではないのです。赤ちゃんと私が共鳴するのを感じながら、自分の体が産みたいように任せて黙々と産んでしまったのです。助産師さんのリードする声は、ほぼスルーしてしまいました。

何ともいえない満足感のあるお産になりましたが、家族の到着は全く間に合わず、会陰縫合中の先生に「今日はひとりぼっち?可哀想に…」などと同情され、苦笑いでした。

Posted by miki in 妊娠・出産について and tagged with , ,